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造園技能士3級試験、頑張りました。

大分短期大学の夏のイベントといったら、

 

そう、技能検定の資格試験があります。

 

(イベントなのかどうかはさておき)

この技能検定は、国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づいて行う国家資格で、
大分短大では、造園(造園工事作業)、フラワー装飾(フラワー装飾作業)、園芸装飾(室内園芸装飾作業)の指導を行っています。

 

本日10日は造園(造園工事作業)3級の実技試験がありました。
昨日行う予定でしたが、台風の影響で試験日が延期になり、本日行われました。

朝の集合時間のときは、
台風の影響からか、土砂降り。
試験が始まったら雨はやんだものの、
地面には水たまり。
土が粘土よりも水気が含んだところもありました。

 

試験時間は2時間。

 

悪条件で土の状態が練習の時と違いすぎて、
本来の実力が発揮しずらく、
戦意喪失してもおかしくない状況でしたが、
なんとかみんな必死に作り上げました。
(皆さんのひたむきに頑張っている姿に、もの凄く感動していました 笑)

お疲れ様でした。
しっかり休んでくださいね。

 

さすがに試験中の写真は撮れませんので、
造園3級の紹介を兼ね、
練習の様子をプレイバック。

 

造園3級では↓のような庭を2時間で作ります。

 

 

簡単に見えますよね?

 

 

すぐできるって思いますよね?

 

 

 

やってみるとわかりますが、
簡単に見えるものほど実は難しかったりすること、よくありますよね。それです。

 

3級で言うにはまだ早い!と現場の方から言われそうですが、
あくまでも庭を作るのが慣れない、初めての作業にとってはです。

 


まず丸太(天端)を切るところから始まります。

 


柱を立てるための穴を掘り、

 


計2本の丸太を立て、柱を作ります。

 

 

土を掘って、
一息つきたいところですが、
そんな暇はありません。

 

 

次に竹垣を制作していきます。

 

 


竹を寸法通りに8本にカットします。

 


先ほど立てた柱に2本の竹をつけます。

 



竹と丸太に残りの竹をシュロ縄で、裏に二の字いぼ結び、裏綾掛けいぼ結びという結び方で結束します。
初心者はこの結びを覚えるのが、大変だったりします。

 

 

ここまで1時間でできれば良いかなというところです。
1時間経ったら、作業をストップして休憩をします。
(試験も同様。水分補給は作業中、随時OKです)

 

 

さて、後半戦。
石を据えていきます。

 


縁石2本を据え、

 

 


敷石3枚を据えていきます。

土を掘って、石を水平に据える。
ここを手こずると時間がものすごくかかってしまうので、一苦労する作業です。

 


そして、自然石の敷石を据えます。

 

 

最後に植栽をして完成です。

 


所定の位置に植えていきます。

 


ただ植えるのではなく、どこが正面なのかを考えなら植えます。

 

 

 

まだ最後ではなかったです・・・

 

 

整地という重要な作業をしなければなりません。
今までの作業を正確かつ早く行い、整地に時間をかけます。

 


 

 

そして苦労の末、完成したものが↓。

これを2時間で作り上げます。

 

 

 

そして、先生からの講評。

学生が1番?緊張してしまうポイントです 笑。

 

 

 

造園技能士3級は、
造園の分野だけに通ずる資格ではありません。
土を掘ったり、石を据えたり、
造園の職種に限らず、農業をしていく上で必要なスキルを身につけることもできます。

 

こんな庭を作ってみたい、庭を作る勉強をしていきたい。

 

・・・と思った方、ぜひ大分短期大学へ。

 

オープンキャンパスでは室内庭園の展示もあります。
8月19日に開催しますので、ぜひお越しください。

 

ちなみに7月のオープンキャンパスでは↓の作品を作りました。

テーマ『流移』

かっこいいでしょ?